旅の中で生きる

parantica sita、パランティカ・シータ。

アサギマダラという蝶の本を読んでいました。

 

蝶は、魂の変容のシンボルであって、復活や輪廻、回帰の意味もあるし、
象徴としての蝶を思うととても力強いものだけれど、
生物としての蝶は、わたしにとっては、儚さを感じるものでした。

 
わたしの身近には、魂の象徴が蝶であったりするひとや、
何十頭の蝶を毎年育てて羽化させて、放していたりするひとがいて。
わたし自身も、
いちばんご縁の深い女神様の化身が黒揚羽蝶だったりもするのだけれども。
 
けれど、わたしは、蝶に対して
どちらかというと今まで、そこまでの思い入れはありませんでした。

 
だけど、この、アサギマダラという蝶のことを
偶然みたいに不思議な知り方で知ってから、
もっと知りたくて知りたくて、泣けてくるほどで。
不思議な、渇望みたいに。

 
この蝶は、わたしが今まで知っていた蝶とは違っていて、
年に2回も、1000kmから2000kmも、旅をして生きている蝶、
なんと、国境を越え、海を渡る蝶なのです。
アサギマダラの名の通り、羽は半透明の浅葱色、
時々虹色に光る薄い水色、でものすごくきれい。

 
よく、捕食されずに海なんて渡れるなあ、と思ったら、
天敵が少なく、捕食されにくい蝶なのだそうです。
その理由のひとつは、
幼虫のころから、毒草を食べて育ち、成虫になって吸う蜜でも、
毒になるものを体に蓄えているのだからだそうで。

 
2日間に、740kmもの距離を海上移動するほど速い、
力持ちであるとか、長寿であるとか、賢い、体が強い、
とか色々不思議な特性があるのだけれど。


 
とても心惹かれるのはやっぱり、
春には、涼しい北を目指して、
秋には、暖かい南を目指して、
ただ、ずっとずっと旅をしている、というところ。


 
台風を活用して移動したり、雨が降る前に一気に遠くまで飛んだり、
気象をも読みながら旅をしているのだって。
 
羽化後、4~5ヶ月の寿命の中で、小さな体で2000kmもの距離を移動している蝶。
旅をしながら子孫を残して、なにも持たずに、なにも残さずに、
ただ旅の中で命を全うする。

 
渡り鳥にはとても強い思い入れがあるけれど、
蝶にそういう魂を感じるとは、思ってなかった。

 
もしも、蝶になるならば、この蝶になりたいな。

なんだか、もう魂の一部がこの蝶の中に入ってしまったみたいで、
夢までね、みました。

 


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